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千葉県におけるプール熱(咽頭結膜熱)流行について

 

つかだせんせい
つかだせんせい

親愛なる千葉県の皆さま、くぼた小児科クリニック松戸五香の院長の塚田です。近頃、当地では「プール熱」としても知られる咽頭結膜熱の流行が顕著になっています。この状況に鑑み、特に20代から40代のママたちに向けて、この感染症についての重要な情報と予防策をお伝えします。

咽頭結膜熱とは?

咽頭結膜熱は、アデノウイルスが原因の急性感染症です。主に子供たちが感染しやすく、発熱、のどの痛み、結膜炎などの症状が見られます。治療法や特別なワクチンは存在しませんが、多くの場合は自然に症状が軽快します。

県内の現状

令和5年第45週(11月6日から11月12日)の報告によると、千葉県内の咽頭結膜熱の患者報告数が警報基準値を上回り、大規模な流行が見られています。こうした状況において、子供たちの健康管理には特に注意が必要です。

予防策について

咽頭結膜熱はプールやタオルの共用など、密接な接触によって広がる可能性があります。以下に、予防のための重要なポイントをご紹介します。

  1. 1 手洗いの徹底:

    • アルコール消毒では効果が低いため、流水とせっけんを用いた手洗いをこまめに行いましょう。
  2. 2 咳エチケットの実践:

    • 咳やくしゃみをする際は、ティッシュやハンカチ、肘で口と鼻を覆いましょう。
  3. 3 接触予防:

    • 感染者との密接な接触は避け、タオルや寝具などの共用を控えましょう。
  4. 4 消毒の実施:

    • 家庭内のよく触れる場所や器具は、適切な消毒を行いましょう。

まとめ

咽頭結膜熱は通常、深刻な合併症を引き起こすことは少ないですが、感染拡大を防ぐためにも、これらの予防策を実施することが肝要です。お子様が上記の症状を示した場合は、迅速に医療機関に相談しましょう。

健康管理は常に心配の種ですが、適切な知識と対策によって、私たちは家族を守ることができます。くぼた小児科クリニックは、いつでも皆さまの健康をサポートいたします。お気軽にご相談ください。