「溶連菌(ようれんきん)」とは、「溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)」の略称で、特に小児によく見られる細菌感染症の原因となる菌です
~主な症状~
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突然の高熱(38〜40℃)
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のどの強い痛み
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扁桃腺の腫れ・白い膿(のう)
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首のリンパ節の腫れ
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体や手足に発疹(猩紅熱:しょうこうねつ)
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舌の表面が赤くブツブツ(いちご舌)
~診断方法~
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迅速検査キット(のどの粘膜を綿棒でぬぐう検査)
~治療~
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抗生物質を使用
→ 飲み始めるとすぐ熱が下がりますが、しっかり飲み切ることが大切です -
再発防止・合併症予防(リウマチ熱、腎炎など)のためにも、自己判断でやめないことが重要です
- 当院では1ヵ月後に尿検査の実施をお願いしております(感染後に急性糸球体腎炎を合併していないか確認するために行われます。溶連菌感染によって体内で作られた抗体が腎臓に影響を及ぼし、腎炎を引き起こす可能性があるため、尿検査で腎臓の状態をチェックします)
~感染経路と予防~
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飛沫感染・接触感染(咳・くしゃみ、タオルの共用など)
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家族内感染が多いので、タオル・コップの共有は避ける
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手洗い・うがいの徹底
ご心配なことがあれば、どうぞいつでもご相談ください