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赤ちゃんが発熱する理由と対処法は?体温の測り方を解説!

発熱

赤ちゃんが発熱する理由と対処法

赤ちゃんは生まれてから6ヶ月頃まで、母親からもらった抗体で外敵から身を守っています。しかし、この抗体は生後6ヶ月頃にはなくなり、免疫が未熟な赤ちゃんはさまざまなウイルスに感染しやすくなります。赤ちゃんはウイルスや細菌との戦いを通じて免疫力を発達させます。そのため、発熱はウイルスと戦っている免疫系の正常な反応と言えます。

赤ちゃんの正常な体温は約36.3~37.4℃ですが、これは個々の赤ちゃんにより差があります。平熱より1度高い場合、熱があると判断します。ただし、赤ちゃんは体温調節が未熟なため、暑い部屋や厚着だけでも体温が上がることがあります。もし38℃以上の熱が続く、ご機嫌が悪い、ミルクを飲まないなどの症状があれば、すぐに医療機関に連絡しましょう。

赤ちゃんの発熱への対処法

赤ちゃんが発熱した時は、以下の対処法が有効です:

  • 1. 水分補給をこまめにする
  • 2. 寒気がある時はあたためる
  • 3. 熱が上がりきったら体を冷やす
  • 4. 必要な時のみ、解熱剤を使用する

また、以下の点に注目して赤ちゃんの様子を観察しましょう:

  • 食欲は低下していませんか?
  • 熱以外に咳などの症状はありませんか?
  • 発疹が出ていませんか?
  • おしっこの量はいつもより減っていませんか?

これらの症状がある場合、または熱が高くて元気がない、飲食ができない、おしっこが出ない、けいれんがある、異常な行動が見られるなどの症状がある場合は、すぐに医療機関に連絡しましょう。

新生児の体温の測り方

新生児の体温は、食後や授乳後、運動後、入浴後などは正確な測定が難しいため、体温を測る前に30分ほど時間を置き、落ち着いた状態で測ることが大切です。また、同じタイミングや時間帯に測ると、体調の変化が把握しやすくなります。

体温をワキで測る場合

  • 1. ワキの汗をしっかりと拭いてから測ります。
  • 2. ワキの中央に体温計の先を当て、ワキを閉じてから測ります。

体温を耳で測る場合

  • 1. 赤ちゃんが動かないよう、頭の反対側を手で支えます。
  • 2. 耳垢等がない清潔な状態で測ります。
  • 3. 体温計の測定部を耳の奥に向けて深く差し込み、耳の入り口を塞ぐようにします。

赤ちゃんの発熱は、時には心配させられるものですが、これは免疫系が成長し、発達している証拠でもあります。適切な対応と観察を行い、必要ならば医療機関に相談しましょう。